
ハウス食品の商品を全国の食卓に届けるため、各商品の特徴を熟知し、仕入れを担当している方々に向けて自信をもって提案する仕事。営業職は、担当しているエリアにおいて、ハウス食品が生み出した商品が店頭に並び、お客様の手に取っていただけるまでの長い道のりの、スタート地点となる重要な仕事です。
今回お話を伺うのは、長野エリアを担当している山田梨夏子さん。
営業歴4年のいま、商談を終えたあとは「楽しかった!」と笑顔の山田さんですが、入社したばかりの頃は「自分に営業は向いていないのでは」と不安だったのだそう。
不安を克服し、大きなプロジェクトも実現できるようになったのは、上司である猿楽武志さんをはじめ、チームの仲間がいたからだと話してくれました。
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ハウス食品株式会社 山田 梨夏子(やまだ りかこ)
2022年ハウス食品株式会社入社。関東支店で新潟エリアを2年担当したのち、2024年から長野エリアにて、量販店の売上に貢献することをめざして商品を提案している。関西で生まれ育ち、就職して初めてのひとり暮らしを経験するが、持ち前の前向きな性格により関東でも友人に恵まれる。休日は友人たちと一緒においしいものを食べに出かけたり、旅行したりするのが大好き。

ハウス食品株式会社 猿楽 武志(さるがく たけし)
1998年ハウス食品株式会社入社。
鹿児島や福岡など、九州地方で約15年勤務したのちに関東支店に異動。その後、ハウスウェルネスフーズに6年勤めた後、ハウス食品の東京支店を経て、2024年より関東支店へ。趣味はマラソン。休日は、年2〜3回を予定している大会出場に向けて体づくりにはげむ。大会には山田さんをはじめ、部下や同僚が応援に駆けつけることも。仕事でもプライベートでも人望が厚い。
――山田さんがハウス食品に入社したきっかけについて教えてください。
山田:実は私、就職活動を始めたときから食品メーカーしか考えていなかったんです。幼い頃から母に「好きなことを仕事にしなさい」と言われて育ったこともあり、“好きなこと”である“食べること”に関係のある仕事に就きたいと思って。そのなかでもハウス食品に縁があって、入社しました。
――食べることがお好きなんですね。では、大好物ってなんでしょう?
山田:やっぱり、カレー…ですかね!あ、でもカレーに限らず、洋食全般が好きです。それこそハウス食品の商品を使ったハヤシライスとかグラタンとか、母の手料理も洋食が多かったので食べ慣れているというか(笑)。いまも変わらず好きですね。
――そんな洋食のルウをはじめ、ハウス食品の商材を扱う営業職に就いて、いかがですか?
山田:正直にお話しすると、最初は不安が大きくて。そもそも実家を出て暮らすことも初めてでしたし、しかも配属先は人と接することが多い営業職…。人見知りの自分にできるのだろうかと、すごく不安でした。でもOJT制度で指導役となった3つ上の先輩が常に支えてくださって、とてもありがたかったです。営業1年目は、その先輩のためにも早く一人前になりたくて、一生懸命だった感じです。
――そうして一生懸命頑張っているうちに不安が解消されていったのですね。
山田:はい。でも成果を上げるために頑張っていたというよりも、先輩を喜ばせたいという気持ちのほうが強かったように思います。それに、営業の仕事を実際にやってみると、例えば商談では「楽しかった!」という気持ちで終えられることが多くて。それはきっと、猿楽さんや先輩たちがずっと支えてくださっていたからだと思うんです。私、褒められると頑張れるタイプなので(笑)。
――では、商談の場面で失敗したり、後悔したりは?
山田:それがあまり思い当たらないんです。いいことしか記憶に残らない、楽観的な性格ということもあるのですが、たぶん商談前にはいつも、どんな小さなことでも猿楽さんに報告して、一つひとつ相談していたからだと思います。そのおかげで大きな失敗は、まだないですね。
――山田さんが所属されている関東支店の営業チームは、長野の地元スーパーとの取り組みで『にんにく族 <アヒージョの素>』を大ヒットさせたそうですね。
山田:そうなんです!当時、豊漁予測のあった「ホタルイカ」との関連販売に着目して、酢みそやしょうが醤油以外の食べ方としてアヒージョを提案し、ホタルイカ売り場で『にんにく族 <アヒージョの素>』を販売したんです。チラシや店頭でのレシピ訴求の効果もあって、大好評をいただきました。
――それは営業担当者として、とてもうれしい成果ですね。
山田:はい!なにより、その大ヒットがあったからこそ、さらに規模を広げた企画を実現することができたんです。ホタルイカは水産部での取り組みだったのですが、青果部でミニトマトと『完熟トマトのハヤシライスソース』とか、精肉部で鶏肉と『マカロニグラタンクイックアップ』とか、各部門の食材とハウス食品の商品をスーパーの店頭で関連販売する“洋食フェア”を開催させていただいて。結果として、スーパーの食材もハウス食品の商品も、どちらも売れました!
――“洋食フェア”の大成功の決め手はなんだったのでしょうか?
山田:一番の決め手は、この企画を一緒に進めてくださっていた卸売企業の「マルイチ産商」様にご協力いただいて、チラシやメニューポップをオリジナルで制作したことだと思います。ポップにはQRコードを掲載して、スマホなどで詳しいレシピが見られるようにしました。
――なるほど。食材とレシピがあれば、作ってみたくなりますものね!でも聞くところによると、そちらのスーパーは長野で約50店舗も展開されているそうで…。長野全域となると広いですし、全店舗で同時に“洋食フェア”を実施するのは大変だったのでは?
山田:それはもう、各店舗の皆さんにホタルイカでの実績を信じていただき、「フェアを実施すれば売れる」という認識をもっていただいて、あとは関東支店の長野チームで手分けして全店舗を巡回し、チラシ配布のタイミングに合わせて売場づくりがスムーズに進むよう、各店舗様と事前に打ち合わせや確認を重ねました。すごくハードルが高かったのですが、チームみんなで協力したからこそ実現できたのかなと。本当にありがたいです。
――では、上司である猿楽さんは、山田さんが主体となって実現した、この長野の地元スーパーとの一連の取り組みについて、どのように感じていらっしゃいますか?
猿楽さん:そうですね、“洋食フェア”に関しては、スーパーの帳合先である「マルイチ産商」の方々から、事前に各部門についていろいろな情報を共有いただいたことが実現に結びついたように思います。こうしたイベントは、やるたびにブラッシュアップされていきますし、きちんと成果を残すことができれば、次につながります。実は、夏には“カレーフェア”も開催しているのですが、冬の“洋食フェア”と併せて、この2つの大きな企画は今後も続いていくといいなと思っています。
『にんにく族 <アヒージョの素>』を使った「ほたるいかのアヒージョ」のレシピはnoteで詳しく紹介しています!
【note】最強の“巻き込み力”!ハウス食品、若手営業の日々
――今回は、長野を拠点とする総合食品卸売企業である「マルイチ産商」の皆さまにもお話を伺います。“ホタルイカのアヒージョ”をはじめとするフェアなど、様々な取り組みを通じて、山田さんと猿楽さんにどんな印象をもたれていますでしょうか?
榊孟志さん(食品商品部 営業チーム):山田さんは、相手の懐に入るのがすごく上手ですね。初対面のときも、なぜか初めて会った感じがしなかったんですよ。ご自身が困ったときも素直に打ち明けてくださるので、逆に信頼できます。猿楽さんは、弊社と10年以上前からお付き合いくださっている百戦錬磨の営業さん。弊社のことを本当に考えて提案してくださっている方だと思っています。
井出亜矢さん(信州事業推進本部 信州事業推進チーム):3年前に、弊社の強みである生鮮食品を調味料などと掛け合わせて販売していく、クロスマーチャンダイジングという取り組みを新しく始めることになり、おふたりにご相談しながら進めてまいりました。山田さんは、裏表がなくて、会うとパワーをもらえます。猿楽さんは、山田さんをあたたかく見守っているという印象です。そんなおふたりと、新しい取り組みで実績をつくれたのが、とてもうれしかったです。
藤本里穂さん(信州事業推進本部 信州事業推進チーム):山田さんは明るくて、いつもキラキラ輝いていますね。連絡はていねいですし、メールなどのレスポンスが早いので、とても助かります。猿楽さんは、部下である山田さんを弊社の主担当として立てつつも、きちんとサポートされていて、こちらとしても安心感があります。
――おふたりとのやりとりのなかで、印象に残っていることはあります?
榊さん:やはり、ホタルイカと『にんにく族 <アヒージョの素>』の関連販売の店頭化ですね。実は、かねてよりスーパーのほうには1年くらいかけて、ずっと提案していたのですが、なかなか難しくて。
そのようななか、山田さんたちが売場展開について前向きに関わってくださり、各店舗との調整や確認をていねいに進めてくださったことで、ようやく実現しました。約50店舗を一つひとつ訪問しながら取り組まれていた姿勢には、本当に頭が下がります。
井出さん:そうですね、山田さんの“突破力”には驚かされました。各部門の部長相手でも、言うべきことはちゃんと言う。でも相手を、決して嫌な気分にはさせない。そこは、やはり山田さんの人柄なのかなと思います。
――今後、山田さんたちハウス食品の営業に期待することはありますか?
榊さん:いまはどの業界でも、費用対効果とか働き方改革とか、仕事の無駄を省いてキレイに、というところがフォーカスされる風潮があるなかで、山田さんたちはきれい事だけでなく、ある意味泥くさいことも含め、実際に現場で動いてくださるので、とてもありがたいです。
井出さん:フェアが成功しているのは「ハウス食品のブランド力のおかげ」と、スーパーのバイヤーも言っていました。今後もぜひ、取り組みを継続していきたいです!
――山田さん、猿楽さん、皆さまからのコメントを受けて、いかがですか?
山田:とってもうれしいです…!マルイチ産商さんとの取り組みだからこそ、いつも楽しく商談させていただき、今後に続くような企画が実現できているのだと思います。実は、営業の仕事が心から楽しいと思えたのは、長野エリアを担当するようになってからなんです。本当に感謝しています。
猿楽:ありがたいですね。特に“洋食フェア”は、複数の部門を巻き込んだ大きな企画でしたし、絶対に成功させたい気持ちがありました。だからこそ、いままでの課題点をしっかり検討しつつ、山田さんが営業チーム全体を巻き込んで、みんなで挑めたことがよかったのだと思います。
…なんというか、山田さんは周りを巻き込んでいくのがうまいんですよね。うまいというより、周りが自然に巻き込まれていく感じ。山田さんが頼ってくれるので応えようとして、まぁ、私も巻き込まれています(笑)。
――マルイチ産商さんでも“山田さんと猿楽さんのコンビ営業”は好評でしたが、このコンビ結成は、おふたりが長野エリアをご担当されることが決まった当初のことですか?
猿楽:いや、コンビを結成したわけではないんですが(笑)。当初は前任からの引き継ぎもありましたし、山田さんも2年しか営業経験がなかったので、一緒に行くようにしていたのですが、私もこんなにたくさん同行を重ねるとは思っていませんでした(笑)。まぁでも、いまはもう山田さんも得意先との関係をしっかりと築いていますし、ちゃんと成果も出しているので、彼女が一人で営業に行くこともありますよ。
――猿楽さんも、山田さんの成長を感じていらっしゃるのですね。では、最初のお互いの印象はどんな感じでしたか?
山田:猿楽さんのことは、同期からも事前に話を聞いていて、もともとお人柄の優しさを知っていたこともあり、特に身構えるような気持ちはありませんでした。初対面で話すときでも、ぎこちなかったり、堅苦しかったりはなかった気がします。
猿楽:最初はね、お互いにどんなキャラかもわからない状態で営業に同行したので、得意先で粗相のないようにしなければとは思っていました。その後、得意先に向かう車中などでプライベートなことも含め、いろいろな話をして、お互いのキャラを知っていったという感じです。関東支店は埼玉にあるのですが、ほぼ毎週新幹線で長野まで行き、車で一緒に営業に回るので。
――なるほど、営業に回る車の中でコンビの団結力を高めていったわけですね…。コンビというわけではないということですが(笑)。では、お互いをひと言で表すと、どんな人物でしょうか?
猿楽:そうですね、山田さんは“巻き込みの達人”ですかね。人懐っこさがありながら、でも、すごく真面目で。いまでもプレゼン前には、直前まで資料を見直して準備するんですよ。あとは、得意先でも社内でも、一度しか会っていない相手であっても、次には顔を覚えて、名前を呼んで会話するんですよ。いつも相手をしっかりと見て、気持ちよく会話できるように努めているのだと思います。
山田:そう言っていただけてうれしいです。私、名前を覚えるのが得意なんですよ。あとは、新人の頃にお世話になった先輩がいつも相手の名前をきちんと呼んでいて、いいなと思ったので真似している感じです。
そして、そんなふうに言ってくださる猿楽さんは“アツい男”だと思います。情に厚くて、仕事にもアツくて、激アツです!部下がたくさんいて、営業にも同行して、ものすごく忙しいなかで自分が担当している企業の店舗を一軒ずつ回って…、そんな猿楽さんの姿を見ているから、私も頑張ろうって思えるんです。なにより、私たち部下のことを本当にかわいがってくださっていて、一切手を抜かず、向き合っていて。本当に“アツい男”なんです!
――すごくいい関係性ですね。
山田:ありがとうございます。猿楽さんに指示されて、間違っているって思ったことはないですね。
猿楽:それはそれで心配になるなぁ…。
山田:間違っていると思っても、まずはやってみます。やってみて、間違いだということを明らかにしてから、「間違っています」と報告します!
――猿楽さん、山田さんの営業としての仕事ぶりは、上司としてどう見ていますか?
猿楽:やはり営業なので、担当企業の売上という“数字”を意識していかないといけない。山田さんは、それと同時に、一緒に働いているチームの気持ちをとても重視しているように見えますね。いま、長野エリアを担当しているチームには、5名のメンバーがいますが、いつもお互いに協力し合っています。例えば新商品を発売する前の試食では、準備から料理、片付けまで、みんなで分担してやっていますね。チーム全体のグループチャットでは、誰かが「こんな企画をやりました!」と投稿したら、山田さんは誰よりも早く反応しています。そうした「みんなのために」という山田さんの気持ちや言動が、社内でも得意先でも、相手の心を動かしているのではないかなと思いますね。
――きっと、そこが“巻き込み力”の源なのでしょうね。では山田さんにとって猿楽さんは、仕事をしていくうえで、どんな存在だといえるでしょうか?
山田:私のやる気を引き出してくださる存在です。猿楽さんは、ありがたいことに私のことをよく褒めてくれるのですが、いつも褒めてほしいポイントをちゃんと褒めてくださるんですよ。
――山田さんは、褒められると頑張れるタイプですもんね!では、猿楽さんに引き出していただいた“やる気”をもって、向かっていく目標とはなんでしょう?
山田:やはり長野エリアで、もっともっとハウス食品の商品のよさを広めたいですね。特にスパイスに関しては、他社商品の認知度がかなり高いので、そこを塗り替えていくためのチャレンジを続けていきたいです。例えば、ホタルイカと『にんにく族 <アヒージョの素>』の関連販売のように、ハウス食品のスパイスを知っていただく機会を増やしていくとか。そうしていつか、長野にお住まいの方々が「スパイスといえばハウス」と当たり前に思ってくださるといいなと思います。
――最後に、営業という仕事の楽しさとは、どんなことか教えてください。
山田:そうですね、大きな目標を掲げて、商談を重ねていくたび、そこへ近づいていくという、小さな達成感の積み重ねが、営業の楽しさだと思っています。あと私は、商談のなかで、ふと仕事以外の話題になることもあり、そうした何気ないやり取りから相手の人となりを知れるのも楽しみの一つです!“洋食フェア”のときに実感しましたが、カレーからデザートまで、食卓すべてのメニューを提案できるのがハウス食品の強みだと思うので、スーパーの各部門を巻き込んだときのように、その強みを活かして、チーム全体で目標を達成したいです!
人見知りだったのに人間関係を築く喜びを知ったり、前向きな性格からさらにバージョンアップして、「嫌なことは寝たら忘れる」という楽観的精神を身につけたり。営業という仕事を通して、自分自身が成長していけるのは、「ハウス食品でともに働く仲間のおかげ」、と笑顔で話す山田さんでした。
さて、記事を読んで、営業職に興味をもってくださると同時に、ホタルイカのアヒージョが食べたくなってきた方もきっと多いことでしょう。大丈夫です。長野でなくとも『にんにく族 <アヒージョの素>』とホタルイカ(旬は3〜5月)は購入可能です!野菜や果物、肉に魚に…、スーパーに並ぶあらゆる食材にハウス食品の様々な調味料を合わせて、新たなおいしさを見つけてみてください!
取材日:2026年2月
内容、所属等は取材時のものです
文:吉田けい
写真:木村雅章
編集:株式会社アーク・コミュニケーションズ
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