日頃より格別のご支援を賜り、厚く御礼を申しあげます。
長引く新型コロナウイルス感染症の影響に加え、世界的なサプライチェーンの混乱や原材料価格の急騰など厳しい状況が続くなか、当社グループは、2022年4月より第七次中期計画をスタートしております。
「食を通じて人とつながり、笑顔ある暮らしを共につくるグッドパートナーをめざします。」というグループ理念の実現に向けて、「お客さまに対して」「社員とその家族に対して」「社会に対して」という「3つの責任」全てにおいてクオリティ企業への変革を加速するとともに、「スパイス系」「機能性素材系」「大豆系」「付加価値野菜系」の4系列バリューチェーンを私どもの提供価値である「食で健康」をお届けする領域と定め、経営資源を成長領域へ重点的に配分することで持続的な成長をめざしております。
2022年3月期の業績につきましては、前期に生じた巣ごもり特需の反動を受けた香辛・調味加工食品事業、コロナの長期化の影響を受けた健康食品事業の国内2事業が苦戦する一方で海外食品事業が好調に推移いたしました。外食事業もコロナの影響を受けて苦戦しましたが、利益面ではのれん償却費の減少が寄与しております。
結果、連結売上高は前期比1.3%の増収、連結営業利益は前期比1.0%減益の微増収微減益となりました。
2022年3月期の期末配当につきましては、安定的な配当の継続を考慮し、前期と同額の1株につき23円とし、中間配当とあわせた年間配当は1株につき46円といたしました。2023年3月期の年間配当は、1株につき46円を予定しております。
株主のみなさまにおかれましては、引き続きご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申しあげます。
ハウス食品グループ本社株式会社
代表取締役社長