専門家からのお声

公益社団法人 日本食品衛生協会 技術参与ハウス食品グループ本社株式会社 品質顧問小久保 彌太郎(こくぼ やたろう)氏

公益社団法人 日本食品衛生協会 技術参与ハウス食品グループ本社株式会社 品質顧問小久保 彌太郎(こくぼ やたろう)氏

ハウス食品グループの取組みと期待

ハウス食品グループの品質顧問をしている小久保です。

ハウス食品グループでは、食品安全を確実なものにするために、食品安全の手法であるHACCP※を実践できる人材育成をおこなっています。
原材料の調達から製品がお客様に届くまでの流れに関わるハウス食品グループ全事業会社の従業員を対象に、実際の製造工場を題材にした独自の学習プログラムにて、HACCPの実践力養成の学習会を実施しています。

講義学習の様子
講義学習の様子
製造工場の確認
製造工場の確認
グループディスカッションの様子
グループディスカッションの様子

私は、この学習会の講師として、HACCP手法の他、特に微生物の基礎知識の習得にも力を入れています。短い学習期間ではありますが、受講生が知識を活かして実践する力を身につけていると実感しています。この学習会を通じて、事業会社、部門の異なる受講生が交わり、コミュニケーションをとることで、異なる視点や考え方や技術の共有ができているようです。

また、これまでにハウス食品㈱全工場、サンハウス食品㈱、㈱デリカシェフ、ハウスフーズアメリカ社などの製造工場を視察しました。各社とも食品衛生や品質管理に関するあらゆる面で高い水準にあり、非常に真摯に、かつひたむきに取り組んでいる会社であると実感しました。

小久保 彌太郎 氏

お客様の安全・安心に対する要望は厳しく、食品企業にとっては非常に困難な時代ではありますが、そこに前向きかつ積極的に取り組んでいくことが、「ハウスの力」を一層確かなものにするはずです。これからも期待すると共に、私も少しでもハウスブランドの安全・安心に役立てればと思っています。

(取材内容は、2017年3月7日時点のものです。)

HACCP
食品等事業者自らが食中毒菌汚染や異物混入等の危害要因(ハザード)を把握した上で、原材料の入荷から製品の出荷に至る全工程の中で、それらの危害要因を人の健康を損なわないレベルに除去又は低減させるために特に重要な工程を管理し、製品の安全性を確保しようとする衛生管理の手法です。

従来の抜取検査による衛生管理に比べ、より効果的に問題のある製品の出荷を未然に防ぐことが可能となるとともに、原因の追及を容易にすることが可能となるものです。
HACCPを導入した施設においては、必要な教育・訓練を受けた従業員によって、定められた手順や方法が日常の製造過程において遵守されることが不可欠です。

国際的には、国連の国連食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)の合同機関である食品規格 (コーデックス) 委員会から公表された衛生規範であり,各国にその採用を推奨している国際的に認められたものです。

日本では、近年の食品流通の更なる国際化や、訪日外国人観光客の増加などを踏まえ、すべての食品等事業者にHACCPに沿った衛生管理の実施が食品衛生法で規定されました。

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