油系ペースト技術を用いた魅惑のハリッサの開発

料理の下味や隠し味、アクセントとしておいしさを引き立たせる名脇役のスパイスですが、
もっとスパイスのおいしさや楽しさを届けたいという想いから、スパイスを主役にしたペースト調味料ができあがりました。
ハリッサは、チュニジア生まれの調味料で地中海沿岸の国々で親しまれています。唐辛子をベースに数種のスパイスが使われ、辛さだけではない複雑なおいしさがクセになる「魅惑の」万能調味料です。
日本ではまだまだ認知の低いハリッサのおいしさをお届けするために、独自技術によりスパイス・調味料の奥深い旨さと、使い勝手のよい形態の、やみつきペースト調味料を開発しました。

油系ペースト調味料について

油系ペースト調味料は、水をほぼ含まず保存性を高める酸や塩を使用せずに済むため、風味設計の幅を広げられます。また、スパイスの親油性成分をぎゅっと油に閉じ込めることができるので、スパイスの特徴を生かすのに長けているのが特徴です。魅惑のハリッサはこの油系のペースト調味料に仕上げることで、唐辛子などのスパイスや調味料の鮮烈な香りや味を最大限生かした風味を実現しています。

油系ゲル技術で使いやすさを実現

液状の油に粘度をつける「油系ゲル技術」は、液体の油に特殊な結晶ネットワークを作ることで、滑らかなペースト物性をつけることができます。
液状の油にスパイスや調味原料を混ぜただけでは、しばらく置いておくと固形分と油が分離してしまいます。油系ゲル技術を用いた半固形状態のペーストにすることで、スパイスや調味原料を均一に分散させ、分離を抑えています。またペーストになったことで、チューブやボトルから使いたい分だけ出せる、ちょこっと乗せられる、など様々な便利な使いやすさも実現できています。

油系ゲル技術で使いやすさを実現

主役のスパイスを際立たせる技術

主役のスパイスを際立たせる技術
スパイスを主役とするために、スパイスの香りにもこだわりました。インドのスパイスの香りを抽出する技法を用いて、スパイスを高温の油で炒め、スパイスの香りを抽出するとともに、加熱による焙煎香を付与することで香り高く、奥深い風味を実現しました。
また、使用している唐辛子にもこだわっています。唐辛子というと辛いというイメージがありますが、辛みだけではなく、独特の甘味やコクがあります。辛さが特徴の唐辛子と辛みは控えめで甘味が特徴の唐辛子など複数の唐辛子を組み合わせることで、これまでにない、やみつきな風味を味わうことができます。

私たちの独自技術でさらにおいしく、さらに使いやすくした「魅惑のハリッサ」。ご家庭で様々な料理にご活用いただければ幸いです。