製品にできない原料を利用したスパイスクレヨンの企画・開発
~One Day a Week事例~

ハウス食品グループは創業以来スパイスに関する製品を数多く販売してきましたが、スパイス製品を作る過程でどうしても製品にできない原料が出てしまいます。スパイスはたとえ規格外であっても、その特徴が残っています。このスパイス達の特徴が消えてしまうことを「もったいない」と感じた研究員達が仲間を集め、社内制度であるOne Day a Weekの活動として動き始めました。

スパイス

開発の発端

研究所内の数人の有志メンバーで始まったプロジェクトでしたが、研究所内外問わず、想いを同じにする賛同者を徐々に集めつつ、スパイスの特徴を生かすことができるアイデアについて議論を深めていきました。その中で、スパイスの色といった特徴を生かせそうなクレヨンを作ってみたらどうかという案が出てきました。
ハウス食品グループにはクレヨン作りのノウハウがありませんでしたが、同じような想いで規格外野菜を利用したクレヨンを企画から開発、そして販売していたmizuiro様と出会い、共創につながりました。そして参加した全てのメンバーの想いをもとにスパイスの特徴を生かしたサステナブルなクレヨンが、ついに誕生しました。

mizuiro様との共創

Makuakeでの反響から商品化

マクアケ様が運営するアタラシイものや体験の応援購入サイト「Makuake」では、想定以上のご支援をいただくことができました。また、お客様からのたくさんの反響を受け、販売も開始しました。

Makuake

その他の共創アイデア

また、クレヨンを企画していく過程で生まれた、その他のアイデアについても様々な共創が生まれました。山伝製紙株式会社様とは、ウコン残渣の紙への活用に関して共創を行い、一部弊社社員の名刺として使用されています。また豊島株式会社様とは、アパレルにおける染色に関して共創し、エコバッグ等に活用しました。
今後もR&Dを起点とし、様々な社会課題解決につながる新規事業のタネの開発を目指し、活動していきます。

左側が紙での例、右側がアパレルでの例

左側が紙での例、右側がアパレルでの例