気候変動への対応<重要課題>

中長期目標

中長期目標

CO2排出量の削減 エネルギー使用量、CO2排出量実績

集計方法などの詳細については、ESGデータ集に記載しています。

エネルギー使用量

2013年度 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度 2024年度
エネルギー使用量 [TJ] 1,535 1,463 1,492 1,487 1,573 1,639
ガソリン [kl] 784 327 306 330 490 441
灯油 [kl] 5 2 0.3 0.7 0 0
軽油 [kl] 1,216 94 67 101 147 142
LPG・ブタン [t] 2,383 2,153 2,117 2,177 2,158 2,203
重油 [kl] 1,323 1,095 1,027 865 770 779
天然ガス [万m3] 456 622 680 637 887 948
液化天然ガス [t] 0 0.55 0.52 0.49 0.47 0.48
都市ガス [万m3] 1,401 1,335 1,393 1,391 1,329 1,256
蒸気 [t] 3,840 1,389 2,028 4,126 3,898 19,373
電力 [MWh] 150,421 142,947 139,955 142,242 148,226 156,231

CO2排出量実績

2013年度 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度 2024年度
CO2排出量 [百t] 1,306 1,179 1,164 1,128 1,096 1,051
Scope1
(エネルギー使用)
572 541 564 553 550 547
Scope2(電力購入) 734 638 599 575 546 504

Scope3

2021年度 2022年度 2023年度 2024年度
排出量 [百t] 12,915 12,056 12,114 12,163

CO2(Scope1,Scope2,Scope3 カテゴリー1)の第三者保証

2023年度のCO2排出量実績(Scope1,Scope2,Scope3 カテゴリー1)については、ソコテック・サーティフィケーション・ジャパン株式会社による第三者保証報告書を受け、信頼性の向上を図っています。

CO2(Scope1,Scope2,Scope3 カテゴリー1)の第三者保証
CO2(Scope1,Scope2,Scope3 カテゴリー1)の第三者保証
CO2(Scope1,Scope2,Scope3 カテゴリー1)の第三者保証

再生可能エネルギーの利用拡大

ハウス食品グループは以下に太陽光パネルを設置しています。(2025年7月時点)

日本 ハウス食品株式会社 関東工場
ハウス食品株式会社 静岡工場
ハウス食品株式会社 福岡工場
ハウスギャバン株式会社 関東工場
ハウスウェルネスフーズ株式会社
株式会社デリカシェフ 久喜工場
株式会社壱番屋 大阪営業所
株式会社壱番屋 太宰府水城店
株式会社壱番屋 焼津国道150号店
株式会社壱番屋 一宮本曽川店
株式会社壱番屋 佐賀基山店
株式会社壱番屋 金沢小坂店
株式会社壱番屋 安佐南区高取店
海外 ハウスフーズアメリカ社 ロサンゼルス工場
浙江ハウス食品社
上海ハウス食品社
大連ハウス食品社
ティムフード社
ギャバン スパイス マニュファクチャリング社

主な設置事例

  • ハウス食品 静岡工場

    ハウス食品 静岡工場

  • ハウスウェルネスフーズ

    ハウスウェルネスフーズ

  • ハウスフーズアメリカ社カリフォルニア工場

    ハウスフーズアメリカ社カリフォルニア工場

  • 浙江ハウス食品社

    浙江ハウス食品社

  • カレーハウス CoCo壱番屋 佐賀基山店

    カレーハウス CoCo壱番屋 佐賀基山店

グループ横断取り組み 多拠点一括エネルギーネットワークサービス

ハウス食品の静岡工場に発電施設「ガスコージェネレーションシステム」を設置し、発電した低CO2電力をハウス食品グループの国内関係会社・事業所に融通する仕組みです。

JFEエンジニアリンググループが保有する低CO2電力を活用しています。

グループ横断取り組み 多拠点一括エネルギーネットワークサービス

ガスコージェネレーションシステムの導入によるCO2の削減

  • ハウス食品福岡工場、奈良工場に高効率ガスコージェネレーションシステムを設置。

    <福岡工場>
    年間発電量:390kWh
    CO2排出量の削減効果:約66t-CO2

    <奈良工場>
    年間発電量:1,000kWh
    CO2排出量の削減効果:約297t-CO2

  • ガスコージェネレーションシステムの導入によるCO2の削減

ハウス食品福岡工場 エネルギー由来CO2排出量実質ゼロ化達成

ハウス食品福岡工場では、ガスコージェネレーションシステムや太陽光発電パネルの導入、CO2フリー電力の調達、Jクレジットによるオフセットにより、2024年12月にエネルギー由来CO2排出量実質ゼロ化を達成しました。
さらにハウス食品グループが掲げる「循環型モデルの構築」を目指して、生産設備の更新・改良による廃棄物の発生抑制や発生した食品廃棄物の一部をメタン発酵させ、再生可能エネルギーとして活用する取組みなど再資源化を推進しています。

ソコテック・サーティフィケーション・ジャパン株式会社による第三者保証報告書を受け信頼性の向上を図っています。

循環型モデルの構築の図

インターナルカーボンプライシング(ICP)制度の導入

CO2(Scope1,2)削減に寄与する設備投資について、2018年度より「実稼働年数での投資回収可否」等を条件とする環境投資基準を適用していましたが、当社削減目標の引き上げに伴い、2024年度3月より新たにインターナルカーボンプライシング(ICP)制度を導入しました。

制度の概要

社内炭素価格
  • 6,000円/t-CO2
対象
  • 自社のGHG排出量(Scope1+2)に削減貢献のある設備投資
運用方法
  • 対象となる設備投資に伴うGHG排出量に対し、社内炭素価格の適用により仮想的に収入換算します。
  • その上で、当社の投資回収年数基準よりも長い「実稼働年数」での投資回収可否によって投資判断を実施します。

Scope3の削減について

排出量の多い上位4つのカテゴリを『重点取り組み』として具体策を掲げて削減に取り組んでいます。

Scope3の削減について

※モーダルシフトへの継続的な取り組み

商品の輸配送の物流においても、環境負荷の低減(モーダルシフト)に努めています。
2024年度のモーダルシフト率は48.6%でした。

モーダルシフト
幹線輸送をトラック輸送から大量輸送が可能な鉄道や船舶とトラックとの複合輸送にすること。
効果としてはエネルギーの節約、CO2排出量の低減、交通渋滞の緩和などがあります。

持続可能な物流体制の実現の為に ~国内食品メーカーによる協働~

  • ハウス食品グループは、効率的で安定的な持続可能な加工食品物流体制の実現に取り組んでいます。
    食品メーカー6社とF-LINEが共同で物流効率化に取り組む「F-LINEプロジェクト」に参画し、「競争は製品で、物流は共同で」の精神のもと、これまでに内航・鉄道の共同輸送、中継リレー輸送、東北・中部・北海道の配送拠点統合、長時間待機・附帯作業解消に取り組んでいます。

    2019年4月、食品メーカー5社 で共同物流会社「F-LINE株式会社」を設立

    エコシップ・モーダルシフト事業実行委員会主催の優良事業者表彰式が開催され、ハウス食品は国土交通省海事局長賞を受賞しました。

    詳細はこちら

  • 持続可能な物流体制の実現の為に ~国内食品メーカーによる協働~

気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD:Task Force on Climate-related Financial Disclosures)提言に基づく開示

  • ハウス食品グループ本社は2021年5月に「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」提言への賛同を表明し、TCFDコンソーシアムに加盟しました。
    2023年度より、TCFD提言に基づいた気候変動対応に関する開示を行っています。今後、非財務情報や「ハウス食品グループ長期環境戦略2050」の実現に向けた重要課題における目標および達成度について開示の拡充を進めていきます。

    ただし、TCFDは、2023年10月12日の2023年ステータスレポートの公表と同時に、その任務を全うし解散しています。

    2025年度TCFD開示内容

  • 気候関連財務情報開示タスクフォース