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ハウス食品グループの中の人って、どんな働き方をしているの!?――すべての社員が笑顔で働ける会社を目指して【女性の働き方支援編】

ハウス食品グループの中の人って、どんな働き方をしているの!?――すべての社員が笑顔で働ける会社を目指して【女性の働き方支援編】

110年近い歴史をもつハウス食品グループは、あらゆる社員が自分らしく生き生きと働けるように、早い時期から働き方の改善を進めてきました。おいしいカレーが私たちの食卓に届く理由は実は、働き方にあるのかも? そこで、今回は人事マネジメントチームの鄭さんにインタビュー。前編は女性の働く環境について聞いてみました。

鄭 卿子

ハウス食品株式会社人事総務部人事課人事マネジメントチーム。2007年に入社し、千葉研究センターへ配属。チューブのわさびなどの開発を担当。2015年より人事総務部。夫と息子3人(9歳、7歳、4歳)の5人家族 。

ハウス食品が「子育てサポート企業」の認定を受けたのは、今から14年も前だった!

ハウス食品が「子育てサポート企業」の認定を受けたのは、今から14年も前だった!

家族みんなで食卓を囲み、おいしい料理に舌鼓を打つ――おうちで過ごす時間は、私たちの人生そのものを豊かにしてくれますよね。

今も昔も、食卓を囲むしあわせに変わりはありません。けれど、妻や夫の役割は、大きな変化がありました。「夫が働き、妻が家庭を守る」というスタイルから、今では「妻も夫も働き、夫婦で協力しながら家事や子育てをする」という家庭が一般的になりつつあります。

こうした生活スタイルの変化を受けて、国もさまざまな施策を打ち出してきました。その一つが2005年に施行された「次世代育成支援対策推進法」で、これを機に、国が女性の活躍推進を強化するようになったのです。

ハウス食品では、このような変化をいち早く見極め、働く環境の充実化を行ってきました。そして、今から14年前の2007年に、子育てサポート企業としての認定「くるみん」マークを取得しました。

「ハウス食品は企業としての社会的責任に対する意識があり、法定基準を上回る育児勤務制度を用意するなど、昔から福利厚生の充実に力を入れてきました。その結果、結婚・出産後も仕事を続けやすい環境が整い、くるみんマークを取得しました」(鄭)。

ハウス食品は、4期連続でくるみんの認定を取得。その後も子育て支援の取り組みを進めていき、2021年5月には、「より高い水準の取組を行った企業」として、全国の企業のうち500社に満たない「プラチナくるみん」マークの取得にも至っています。

プラチナくるみん 子育てサポートしています

子育て中の女性社員の「リアルな意見」に応え、より利用しやすい制度に!

では、プラチナくるみんの認定も受けたハウス食品、具体的にどのように制度をブラッシュアップしていったのでしょうか。

各部門長や現場の意見を吸い上げ、制度をより使いやすくしています。例えば時短勤務制度は、勤務時間の変更が従来2回まででした。一度時短勤務になると “もう少し長く働きたい” “家族の支援のおかげで、この曜日はフルタイムで働ける”などの希望があっても、柔軟に対応ができません。時期や家庭の環境によって働き方のニーズは変わるのに、それに沿って対応できない、また周りも時短勤務者は“早く帰さなくてはいけない”という雰囲気になってしまう。そこで、 時短勤務変更の回数を増やしたほか、フレックス勤務を活用できるようにしました」(鄭)。

さらに、育児休業中の社員から「子どもを預ける保育園が見つからない」といった声も多く上がってきたため、「保活コンシェルジュサービス」も導入しました。

「育児休業中の社員が希望する時期に復職できるよう、導入した制度です。外部の保活コンシェルジュに協力してもらい、スムーズにお子さんの預け先が見つかるようサポートしています。子育て支援制度のブラッシュアップを図った結果、早期に復職する社員が増えました。私たちが思っている以上に、“仕事も子育ても頑張りたい”と思っている女性社員は多いですね」(鄭)。

自分自身の『キャリア』や『活躍する』を考えよう、トップからの提言

さまざまな制度改革を手掛けているハウス食品グループ。中でも2015年から準備を進めてきた「女性活躍推進」の取り組みは、鄭さんの印象に強く残っているそうです。

「丸1年かけて準備を行い、グループ内に女性活躍推進の部門を立ち上げました。取り組みの第一弾として、ダイバーシティフォーラムを開催。グループ各社の役員及び役職者と女性社員が会場に集まり、女性の働き方について意見交換を行いました。女性社員の少ない部門からは、“ロールモデルがいないため、どのようにキャリアを築いていけばいいかわからない”といった意見も出て、制度拡充を進めていく上でおおいに参考になりましたね」(鄭)。

ダイバーシティフォーラムでは、ハウス食品グループの代表が「多様な人材がそれぞれの個性を掛け合わせて新しい価値を生み出していくため、女性活躍推進からスタートしていく 」と宣言。こういった変更は風土面にも大きな影響を与えたそう。

「ハウス食品グループでは、社員の主体性や自立性を大切にしています。社員一人ひとりが、時間の制約があったとしても、自身の成長を描きながら キャリアを設計してほしいと願っています。ただ、女性役職者のロールモデルが少なかったり、子育て中の部下にタフな仕事をアサインしづらかったりという風土がありましたが、トップコミットメントで行ったこのイベントで確実に意識が変わったと思っています」(鄭)。

社員一人ひとりの存在が、後輩たちのロールモデルになるように!

「子どもの成長は早いですから、その時々で女性社員が必要とする子育て支援も変わります。実は私も先日、夏休み最終日に泣きながら宿題に取り組む我が子を見て、もう少し子どもとの時間を増やしたいなと思ったばかりです(笑)。時代の変化や働き方の変化に柔軟に対応し、育児と仕事を上手に両立させながら、各人の理想のキャリアを築いていけるような支援を進めていきたいですね。

これから子育てを控えている後輩たちが私たち世代の姿を見て、“この会社なら仕事も子育ても充実させることができるんだ”と感じてもらえるようになればうれしいです」(鄭)。

ハウス食品グループの子育て支援や女性のキャリア支援に関する取り組みは、もちろんこれからも続きます。

後編は、多様な働き方を支援する「ダイバーシティの取り組み」にクローズアップ。「男性社員の育児参加が増えつつある」「リモートワークのおかげで公私ともに充実した」など、早くも取り組みの成果が出ているようです。後編にも乞うご期待ください!


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